「伊藤ハム米久HD」に
4月経営統合 社長に宮下氏
来年4月に経営統合する食肉加工大手の米久と伊藤ハムは6日、取締役会をそれぞれ開き、両社が設立する共同持ち株会社の社名を「伊藤ハム米久ホールディングス(HD)」と決めたと発表した。
持ち株会社の社長には米久の宮下功社長が就任する。今年9月に経営統合を発表した際、持ち株会社の社長に就任予定とした伊藤ハムの堀尾守社長は会長に就く。伊藤ハムの東京事務所がある東京都目黒区に本社を置く。
伊藤ハムと米久の筆頭株主はいずれも三菱商事。来年4月から子会社になる米久の社長には宮下社長と同じ三菱商事出身の伊藤ハムの御園生一彦取締役常務執行役員食肉事業本部長が就任する。両社は来年1月26日に臨時株主総会をそれぞれ開き、経営統合に関する議案を提出する。
両社は経営統合により、生産、物流の効率化を図り、販売、収益ともに拡大を目指す。共同持ち株会社の経営方針や計画、業績見通しなどは今後、検討していく。
【静新平成27年11月7日(土)朝刊】