11年度決算 11億7300万円の黒字
沼津市議会 9月定例会が開会
沼津市議会9月定例会は18日開会し、会期を10月17日までの30日間と決め後、3億6700万円を追加する本年度一般会計補正予算案、2011年度決算認定など28議案を上程し、市当局が議案説明をした。
11年度の一般会計歳入は、717億5700万円(前年度比4・3%減)、歳出は703億3700円(同5%減)。翌年度に繰り越す財源を除いた実質収支額は11億7300万円の黒字だった。
歳入の柱の個人市民税は115億4600万円(同2・1%減)で、前年に引き続き景気回復の遅れを反映した。法人市民税と合わせた市民税は146億3700万円(同1・2%減)だった。
歳出では、小中学校耐震化など普通建設事業費の減少で、投資的経費が121億1400円(同21・1%減)だった。義務的経費は人件費、公債費が減った半面、生活保護費を含む扶助費が増え、348億1700万円(同0・6%増)となった。
市債の借り入れは64億9100万円(同13・1%減)。市債残高は721億2200万円で、市民1人当たりの負担は3万8600円となった。
自治体の余裕度を示す財政力指数は0・989、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は82・8といずれも前年度より悪化したが、実質収支比率は改善された。市は「財政の硬直化が進み、厳しい状況にあるが、財政の健全性は維持できている」(財政課)とした。
《静新平成24年9月19日(水)朝刊》
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