銀座・山野楽器 音楽文化発信の名所
CD売り場縮 小ネット配信普及影響
東京の一等地、銀座4丁目交差点そばの山野楽器銀座本店が今月25日から、目抜き通りに面した1階を中心とするCD売り場を4階へ移動、面積を約4分の1に大幅縮小することが4日分かった。音楽文化を1世紀以上発信してきた名所で、インターネット配信の普及とCD離れを示す象徴的な出来事と言えそうだ。
通称「銀座通り」沿いにある8階建ての同店は現在、地下1階と地上1、2階の計3フロアで音楽CDを中心に販売。国内外の買い物客でにぎわう場所で、少なくとも大正時代初めからレコードを販売してきた。
ある音楽関係者は「銀座山野にCDを置いてもらうのが歌手のステータスで、本当にショックだ」と嘆く。
1、2階などの今後の用途は検討中。山野楽器は「CD売り上げが伸びず、経営の効率化を図る。大人向けの音楽教室を既にCD販売店より多く展開しており、そちらに注力していきたい」としている。
【静新令和1年7月5日(金)朝刊】
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