貨物駅移転受け入れ促す
沼津鉄道高架 知事「私に懸けて」
JR沼津駅付近鉄道高架事業に伴う沼津市原地区への貨物駅移転問題で、川勝平太知事は5日、「私の方は決断している。信頼してくださっているならば(私に)懸けてほしい」と述べた。静岡市内で記者団の取材に答えた。知事は貨物駅を当初の計画通り同地区へ移し、地域の防災や文化振興に資する歩道橋などを併せて整備する案を住民に示していて発言はこの案の受け入れを促したものだ。
住民らは待避線のみならば容認するとのスタンスで、貨物駅本体の移転には依然として強く反対している。
知事は「私(だけ)が決断をするのは何か強制収用みたいな形に.なる。そうではない。当事者の方たちと一緒になってしなければいけない」とした上で、「(反対住民の)リーダーの方は決断をするべき。今がその時だということを強く申し上げたい」と話した。
一方で、沼津駅北口の総合コンベンション施設プラサ・ヴェルデがオープンする7月までとしていた合意形成に関しては「沼津にとってのお祝い。わだかまりなく迎えたい」とするにとどめ、明確な期限の言及は避けた。
(静新平成26年6月6日朝刊)
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