沼津「イーラde」初の単年度黒字 3月期決算
JR沼津駅南口の再開発ビル「イーラde」を運営する沼津市出資の第三セクター「沼津まちづくり会社」(久保豊社長)が27日発表した2014年3月期決算によると、当期純利益が1926万円で、08年の開業以来初めて単年度黒字を達成した。
09年から5力年で取り組んできた経営改善計画に基づく新規テナントの導入や販売促進イベントの強化などによって、店舗賃貸事業の売上高が前期比1700万円増の3億6900万円に伸びた。一方、駐車場運営事業は1600万円減の1億1500万円にとどまった。施設管理などを含めた全事業の売上高は300万円増の5億7600万円。13年3月期決算時点で、累積赤字が2億6千万円だったが、今年2月末に資本金を23億円から1億円に減資し、差益で累積赤字を相殺し、残りを純資産の資本剰余金に回した。
経営改善計画は13年度で終了したが、同社の担当者は「固定資産税の減免期間も終わり、14年度以降の売り上げ原価が膨らむ可能性が高い。コスト削減などに努めたい」と話した。
(静新平成26年6月28日朝刊)
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