駅高架化へ総力結集 沼津で市民の会総会
知事発言に「終着駅間近」
沼津駅の高架化を実現する市民の会(会長・市川厚沼津商工会議所会頭)は4日、本年度定時会員総会を沼津市内で開いた。高架化事業をめぐり川勝平太知事が7月に述べた「決断した」との発言について事業推進の意思を示したと受け止め、高架化の実現に向けて総力を結集して精力的に活動を展開する方針を確認した。
市川会長は知事発言を受けて「終着駅に近づきつつある」と語り、「知事は推進という決断を自分の心の中で決めた。高架化によって災害にも強い街になり、人も物も駅の南北自由に行き来できるようになる」と強調した。
栗原裕康市長は知事の発言を住民参加型合意形成作業(PI)で示された4案のうち「高架化して貨物駅を原地区に移転する」案を選択したと分析した。その上で「どう合意を図るかはJR貨物や反対地権者などと詰めなければならない課題が多々ある」と指摘した。
総会には市内の約70団体の代表者や国会議員や県議ら約100人が出席した。役員改選で市川会長を再任した。任期は2年間。
(静新平成26年8月5日朝刊)
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