2015年1月17日土曜日

沼津駅鉄道高架事業で県と市 29日、住民説明会開催

沼津駅鉄道高架事業で県と市
 周辺整備の方向性明言へ
 29日、住民説明会開催
 沼津市のJR沼津駅付近鉄道高架事業をめぐり、事業主体の県と沼津市は16日、市民向け説明会を29日に同市大手町のプラザヴェルデで開くと発表した。
 説明会は難波喬司副知事と栗原裕康市長らが出席する。「これからのまちづくりについてー活力あるまちを目指して」と題し、高架事業を中心にした沼津駅周辺総合整備事業の方向性や、沼津駅周辺の将来のまちづくりについて県や市の考えを説明する。説明会は午後7時から。当日会場で傍聴希望者を受け付ける。先着順で、約200席の傍聴席を用意している。
 県と沼津市が市民向けに鉄道高架事業の説明会を開催することを発表した16日、地元の関係者からはさまざまな反応が聞かれた。
市長「事業の必要性訴える」
 栗原裕康市長は「県の方針が定まったことを歓迎する。市民に事業の必要性を理解してもらいたい。財政懸念に対しても数字的根拠を挙げて説明する」と強調する。さらに、「鉄道高架は沼津の.魅力を再現するために不可欠。県に手伝ってもらいながら用地取得を進めていく」と説明会後を見据える。
 沼津商工会議所の市川厚会頭は「事業の必要性や将来のまちづくりを説明することで、事業推進に向けて前進した」と述べた。沼津駅の高架を実現する市民の会の会長としても「2015年は大事な年。市民に事業の必要性などを訴え、周知していきたい」と言葉に力を込め、先進地視察や市民講座などを実施していくと述べた。
地権者「高架推進前提に憤り」
 一方、原貨物駅に土地を売らない地権者の会の殿岡修代表代行は「話し合いの場ではなく、高架を進める前提での一方的な説明会はとんでもない'話」と憤る。その上で「どんな説明会になるのか、見極のる」と参加する意向を示した。

(静新平成27117日朝刊)

0 件のコメント:

コメントを投稿