2014年9月11日木曜日

知事、JR貨物を評価

 知事、JR貨物を評価
 沼津駅高架・貨物駅移転「画期的な変化」
 JR沼津駅付近鉄道高架事業に伴う貨物駅移転に関連し、JR貨物の田村修二社長が県に協力する姿勢を示したことに対し、川勝平太知事は11日午前、「一緒にやりたいと言ったのは画期的な変化」と評価した。道路整備促進などの要望で県庁を訪れた栗原裕康沼津市長らに述べた。
 田村社長は10日の記者会見で、同市原地区に貨物駅が移転する場合、騒音や投光器の光など地域への影響に配慮する考えを明らかにした。
 川勝知事は「誰もが高みの見物をしてはいけない。誰も苦しまないように、対立が残らないようにしていくことが必要」と述べた上で、社長の発言について「JR貨物が沼津に懸ける思いの一端が表れた」と評価した。
 貨物駅移転をめぐり、川勝知事と田村社長は8月末に会談した。首都圏の大規模災害時に防災拠点としての役割を担うとの認識で一致し、知事は貨物駅が必要との考えを示している。

(静新平成26年9月10日夕刊)

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