沼津市一般会計677億円
新年度予算案投資的経費、大幅減
沼津市は6日、2013年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初に比べ45億3千万円少ない677億円(6・3%減)。土木、教育関係の投資的経費が大きく減少した。5特別会計、3企業会計との合計は1340億5100万円(3・6%減)になる。
一般会計の歳入のうち、自主財源の柱となる市税は348億円で前年度を3億円下回った。予算規模が縮小したため、歳入全体に占める市税の割合は4年ぶりに50%を上回った。自主財源比率は59・3%で、1・2ポイント改善した。
歳出では、生活保護費などを含む扶助費が143億9500万円(3・4%増)に上り、全体の21・3%を占めた。一方、JR沼津駅北口の展示イベント施設「キラメッセぬまづ」(6月29日先行オープン予定)の建設事業や小中学校の耐震化が終了したことにより普通建設事業費が大幅に減り、95億9600万円(30・9%減)となった。公債費は78億円(1
・2%減)。市は、前年度に引き続き防災関連事業に重点配分するほか、喫緊の課題になっている中心市街地の活性化や定住人口の増加に向けた新規事業に力を入れる。14年度以降に新市民体育館や清掃プラントなどの大型建設事業が控えているため、「貯金を維持しながら借金を減らし、財政規律を守る踊り場的予算」(市幹部)と位置付けた。
《静新平成25年2月6日(水)夕刊》
2013年2月6日水曜日
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