2013年2月28日木曜日

レンタルバイクの専門店 仲見世一画にオープン

レンタルバイクの専門店
 あす仲見世一画にオープン
 田方自動車学校(小林淳一郎代表取締役)は、レンタルバイクの専門店「レンタルバイク沼津駅前店」を、あす三月一日、大手町の仲見世商店街一画(マルサン書店南側)にオープンすることになり、内覧会を兼ねたレセプションが二十六日、同店で開かれた。

 同店は、四十八法人と提携して九十七拠点でレンタルバイクサービスを提供する埼玉県のキズキレンタルサービス(松崎一成代表取締役)のフランチャイズ店。
 田方自校では、八月の夏休み期間中と十二月から三月までに普通免許取得者が急増する一方で、四月から七月、九月から十一月までは教習生が少なく、主に高齢者講習や自動二輪、大型トラック、大型特殊の教習が中心となることから、閑散期に主に自動二輪の教習生を増やそうと計画。
 一方で、同自校卒業生や在校生、職員でツーリングクラブを結成しているが、「免許は取得したが、バイクは購入できない」と、ツーリングに参加できない卒業生も多いことに着目し、同店のオープンを考えた。
 「卒業したら再来校しない」という自動車教習所のあり方を変え、卒業してからも大切な顧客としてアフターフォローを継続しようというもので、原付から大型バイクまで二十八台を揃え、主に会員制サービスによるレンタル事業を行う。
 レセプションで小林代表取締役は、「免許を取得しても、バイクを買いたいが置き場がない、年に何回も乗らないので買うのをためらう、という卒業生の悩みを聞き、たまにバイクに乗りたい人のためにレンタルでの提供を考えた。私は沼津出身なので、沼津の中心市街地の活性化やアクセスも考えて、ここに出店することにした。利用者の半分は地元を見込ん一でいる」と話した。
 続いてキズキの松崎代表取締役があいさつ。「もともとバイクを販売していたが、ありそうでなかったレンタルバイクのフランチャイズを始めて六年目。オートバイは人のものを借りて乗るもんじゃない、というのが定説だったが、時代が変わり、ニーズが変わった。乗りたいけれど乗れない人、オートバイを楽しみたい人に新たに提供するインフラ整備と捉え、新スタイルのオートバイライフを提案したい」と話した。
キズキが運営するオートバイレンタル店は、バイク好きが集まる場所として知られ、店ごとにツーリングなどのイベントを企画し、ツーリング婚活なども行う。電車や飛行機で移動時間を短縮し、その分、バイクを楽しむ「旅のツール」としての利用もある。
「店舗周辺の飲食店でアフターツーリングを楽しむ人達も多く、初めて会った人同士もツーリングや飲食で打ち解けるのが早い。商店街の活性化にもつながるのでは」という。
小林代表取締役は「今後、会員を対象に、月に一回はツーリングを中心としたイベントなどを企画していきたい。様子を見ながら多店舗展開も考えていく」と話す。
 時間を決めて貸し出すほか、年間会員サービズがあり、入会金一万二千円と、月額固定会費を支払うことで月に三回、年間二十四回まで乗りたい時に気軽に好きなバイクを乗ることができ、レンタルする曜日やバイクのクラスによって、月額六千五百円から九千五百円までの四コースを用意。
 申し込みは電話か店舗で受け付け、インターネットのホームページ(www.rental819.com/)で車種が確認できる。ヘルメットやグローブなどもレンタルで用意している。
 なお、オープニングキャンペーンとして四月二十日までの利用分を予約した先着十人に、レンタルバイク基本料金を半額で提供する。
 営業時間は午前十時から午後七時。水曜日と第一・四火曜日は定休。
 問い合わせと予約は同店(電話九六三―八五五八)または田方自動車学校(電話九七八―二四五二)
《沼朝平成25年2月28日(木)号》

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