政策予算5%削減指示
沼津市14年度予算編成方針で
沼津市の栗原裕康市長は12日、2014年度の予算編成方針を決め、各部署に通知した。税収の微増が見込まれるものの、14年度以降も大型建設事業が継続し、消費税増税に伴う社会保障制度改革や経済対策の行方が不透明なことなどから、投資的経費などの政策予算を5%削減するよう指示している。
市財政課によると、14年度の税収は本年度に比べて2億円多い350億円と見込まれている。一方で、戸田地域活性化センターの建設や市庁舎別館の耐震化、消防救急無線のデジタル化に対応した通信指令センターの整備など多額の経費を要する事業が控えている。生活保護費などの扶助費も増えると予測している。
栗原市長は「政策の原点に立ち返り、『真に市民のためなのか』『行政でなければできないのか』を念頭に置きながら、聖域なく事務事業の見直しに取り組まなければならない」との姿勢を示した。ただ、防災、にぎわいの創出、中心市街地の魅力づくりに関連した事業は「緊急的に取り組まなければならい」(財政課)ため、5%削減の対象としない方針。
《静新平成25年9月13日(金)朝刊》
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