2013年9月24日火曜日

PI最終段階へ

沼津駅付近鉄道高架

PI最終段階へ 県、11月に推奨案複数提示

 JR沼津駅付近鉄道高架事業で、住民参加型合意形成作業パブリックインボルブメント(PI)の監視、助言を行っているPI委員会(委員長・石田東生筑波大教授)23日、沼津市で会議を開き、PIによる推奨案を絞り込む最終段階に進むことを了承した。県は11月初旬にPIでの意見を集約し、同中旬にも川勝平太知事に推奨案として提出する。

 推奨案の絞り込みに当たり、県は「一つに絞り込むのは難しい」とし、複数の案を提示する方針を示した。PI委員会からは、今後の工程管理や関係機関との協議内容に関する情報提供の在り方も含めた提言書をまとめ、推奨案に添えて知事に提出するよう求めた。
 会議で県の担当者は「特定の代替案を残すことに執着せずに比較評価できる素地をつくることができた」と報告。PI委員は「みんなが満足する一つの案はなさそう。ただ、複数の案が浮上したまま時間が経過していくのは地域にとって不幸」と述べた。

 これまでのPIでは事業の推進派、反対派の住民も参加し、「沼津駅周辺を高架化し、
原地区に貨物駅を移す」「沼津駅を橋上駅にし、原地区に貨物駅を移さない」など7種類の代替案を比較評価してきた。

《静新平成25924()朝刊》

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