沼津市議会9月定例会一般質問から
梅沢議員は「市街化調整区域の規制緩和・土地利用の見直しは、沼津の将来像を決定付けるもので、短期的な目先の利便や利益に目を奪われるものであってはならない」として、市立病院東側一画への大型商業施設進出などのための土地利用規制緩和と(沼津の将来像について尋ねた。
若林直毅企画部長は、土地利用規制緩和と沼津市第4次総合計画は整合性が取れている、とし、中心市街地活性化基本計画の次期計画をどのようにするかを検討し、引き続き中心市街地の活性化に取り組むことを明らかにした。
梅沢議員は、郊外への大型商業施設進出と中心市街地活性化計画とでは理念が全く逆だとし、沼津市が大型商業施設の郊外進出計画を容認したことで沼津駅周辺総合整備事業、中心市街地への国の支援がなくなることを懸念した。
若林企画部長は、中心市街地には、そこにしかない魅力があり、郊外には郊外の潜在能力や良さがあって、互いに役割分担と連携を図りながら市全域の発展を図ることができる、とし、「国の補助金への影響はない」との考え方を示した。
《沼朝平成25年9月27日(金)号》
沼津市街化調整区域の地権者団体
進出店舗絞り込みへ
沼津市北西部の市街化調整区域(西沢田、東椎路)の大型商業施設進出計画をめぐり、同区域の地権者でつくる「街並を創造する会」(深沢臣夫会長)は26日、市内で開いた総会で、進出する商葉施設について協議し、選定の対象を三井不動産の「ららぽーと」とユニーの「ラザウォーク」の2施設に絞り込んだ。最終的な判断は同会の役員会に一任することで合意した。
同会によると、商業施設の進出には地権者の95%が賛成している。総会で、進出を希望している「ららぽーと」「ラザウォーク」「コストコ」「イオン」の中から既に具体的な企画書を同会に提示している2施設に絞った。
地元の雇用対策や買い物弱者対策、地権者が行う土地の農地転用手続きへの協刀などを判断基準に、近く施設を選定する方針。
沼津市は市街化調整区域の土地利用に前向きで、開発の規制緩和策を検討している。
《静新平成25年9月27日(金)朝刊》
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