沼津鉄道高架 「JR上空使用容認」
原地区 歩道橋構想で知事
JR沼津駅付近鉄道高架事業をめぐり川勝平太知事は10日の定例記者会見で、現計画で貨物駅の移転先となっている沼津市原地区の線路や貨物駅の上に歩道橋などを架ける自身の構想について、JR貨物とJR東海が線路の上空使用を認める意向を示していると明らかにした。
知事はこれまで、原地区は東海道線で南北に分断され、津波避難でも使用できる歩道橋を設置する必要があると指摘。移転計画に反対している住民にも、こうした考えを伝えている。
会見では「JR貨物やJR東海が原地区のためにどうしたらいいかを考え、踏み込んだ。非常に大きな成果」と述べた。
知事はまた、沼津駅周辺の現貨物駅の跡地利用について「市が具体案を持っていない」とし、サッカー場建設を市に提案したと説明した。
サッカー日本フットボールリーグ(JFL)に参入するアスルクラロ沼津の活動を理由に挙げた。
高架化を実施するか否かの最終決定となる住民参加型の合意形成作業(PI)が出した4案に対しては、意見を聞いている段階だとして自身の考えは表明しなかった。
《靜新平成26年2月11日(火)朝刊》
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