沼津鉄道高架で県交通基盤部長
「知事が方向性」
JR沼津駅付近鉄道高架事業について、県の長島郁夫交通基盤部長は8日の県議会建設委員会で、住民の合意形成を図るために進めているパブリックインボルブメン下(PI)の終了後、「(川勝平太)知事が判断して方向付けをしていく」と明言した。杉山盛雄氏(自民改革会議、沼津市)の質問に答えた。事業をめぐって2日の一般質問で、多家一彦氏(同)が「知事自身が判断し、本気で進める気があるか」とただしたが、知事は答弁せず、森山誠二副知事が登壇していた。
この場面を「異例だった」と指摘した杉山氏に対し、長島部長は森山副知事が交通基盤部長時代から事業に携わっていることを踏まえ、「経過も含めて丁寧に説明したいという中で、あのような(副知事の答弁という)形になったと思う」と述べた。その上で、事業の方向性は「PIの検討結果を受け、最終の意志決定者、つまりは知事がしっかり決断していくことになっている」と強調した。
PIは19日に住民らによる最後の勉強会を開き、推奨案のとりまとめを予定する。その後、有識者のPI委員会が11月中旬に知事に報告書を提出する。
《靜新平成25年10月9日(水)朝刊》
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