2013年11月30日土曜日

知事「腹案ある」

沼津駅鉄道高架事業 知事「腹案ある」
 JR沼津駅付近鉄道高架事業で、川勝平太知事は29日、今後の方向性に関する「腹案がある」と述べ、沼津市やJR貨物との意見集約に向けた環境整備を急ぐ考えをあらためて強調した。県庁で沼津駅の高架化を実現する市民の会から事業推進の要望を受けた後、記者団の質問に答えた。
 知事は腹案の具体的内容には踏み込まなかったが、現計画で貨物駅移転先となっている同市原地区の津波対策などを「少し心配している」と指摘し、同地区の防災力向上も含めて事業を考えていくことを示唆した。
 市民の会は住民参加型合意形成作業(PI=パブリックインボルブメント)の終了を受け、早期に関係機関と協議を済ませ、事業着手するよう訴えた。知事は「要望は真正面から受け止めた」と応じた。JR貨物幹部とも個別に面会して協力を求めていると説明し、「意見を十分に集約して(PIでまとめた代替の)4案から1案に絞っていく」とした。
《靜新平成25年11月30日(土)朝刊》

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