2014年7月11日金曜日

「腹の中で決めている」沼津鉄道高架方向性で知事

 「腹の中で決めている」
 沼津鉄道高架方向性で知事
 川勝平太知事は10日、JR沼津駅付近鉄道高架事業の方向性について、「腹の中で決めている。現実は私の腹と一緒に動いてくれない。足並みをそろえるのに悪戦苦闘している」と述べ、高架化に伴う沼津市原地区への貨物駅移転に反対している住民との合意形成を目指す姿勢を強調した。同市で開かれた沼津商工会議所90周年記念式典後に、記者団に話した。
 知事は沼津駅北口の総合コンベンション施設プラザヴェルデがオープンする20日までに関係者の合意形成を目指し、反対派住民と会談を重ねてきた。しかし、反対派住民は貨物駅移転を拒否し続け。合意形成の見通しは立っていない。
 知事は、沼津駅付近にある貨物駅移転後の跡地でのサッカーJFLアスルクラロ沼津のホームグラウンド建設、移転先となる原地区での白隠禅師を生かしたまちづくりなどを提案し、「理想と夢に向かって10年で出来上がっているようにしたい」と述べた。

(静新平成26年7月11日朝刊)

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