2014年8月9日土曜日

静岡新聞囲み記事「清流」に上本通り商店街の風鈴が採りあげられていた。

 暑さ和らぐ商店街の風鈴
 JR沼津駅近くの上本通り商店街を車で通った時、「ちりん、ちりん」という澄んだ音が聞こえてきた。はっとして周囲を見回すと、全ての街灯に二つずつ風鈴がつるされていることに気付いた。
 暑いのは大の苦手。ほんの短い距離でも歩くのを避け、車に乗ってしまうことが多い。移動中の車では冷房が欠かせず、窓を開けることはない。それでも、風に乗って車内に届いた音色で、一瞬、暑さが和らいだ気がした。
 冷房がない時代からある風鈴の音は、夏の暑さをしのぐ日本人の知恵だと感じた。暑さを我慢して街を歩いてみれば、風鈴以外にも涼しさを演出するものが何か発見できそうだ。 (東部総局・船田枝里)

(静岡新聞「清流」)


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