2014年8月13日水曜日

反対派と会談 進展なし:沼津鉄道高架事業で副知事

反対派と会談、進展なし
 沼津鉄道高架事業で副知事
 JR沼津駅付近鉄道高架事業をめぐり、難波喬司副知事は12日、事業に伴う沼津市原地区への貨物駅移転に反対している地権者らと市内で会談した。現行計画と地権者らが提唱している健康文化タウン構想の両立について話し合ったが、進展はなく、今後も協議を続けるという。
 会談は非公開。難波副知事と県職員、地権者、地域住民ら約20人が出席し、約2時間にわたって行った。川勝平太知事が原地区に設置する意向を示した東海道線をまたぐ歩道橋のデザインを担当している建築家長谷川逸子氏も参加した。
 関係者によると、難波副知事が地権者たちから、貨物駅移転反対の理由やこれまでの行政の進め方に対する不満などを聞いた。長谷川氏が貨物駅移転予定地の南側に健康文化タウンを造るデザイン案を示したが、地権者からは「貨物駅の移転を前提とした案は受け入れられない」との意見が出たという。会談後、難波副知事は「対話をして認識の違いを埋めていくのが一番大事。今日はしっかり話を聞いたので、知事に伝え、知事の最終決断の材料にしてもらう」と述べた。会談に出席した地権者の1人は「今後も話し合いを続けでいく、ということで合意した」と話した。

(静新平成26813日朝刊)

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