2014年9月30日火曜日

貨物駅問題で知事に抗議文

 貨物駅問題で知事に抗議文
 原地区地権者と郷土を愛する会
 原貨物駅に土地を売らない地権者の会(殿岡利治代表)と郷土を愛する会(西原正通会長)は二十九日、連名で川勝平太知事に抗議文を提出した。文面概要は次の通り。
 原貨物駅移転に関わる定例記者会見(二十四日)と県議会九月定例会(二十五日)の知事発言を知り、知事の変質ぶりに驚くとともに、知事就任以来積み上げてきた我々との信頼関係を一挙に損なうものとして強く抗議し発言の撤回を求める。
 「自分の任期中には強制収用しない」「沼津には荷役扱い量から判断して貨物駅は不要」という知事の信念から、我々との信頼関係は始まった。そして、再三にわたる現地視察や地権者との対話など誠意ある行動に敬意を払ってきた。
 一方、我々は知事の問い掛けに応じ「ふじのくに健康文化タウン」構想を提案、引き続き全ての地権者を対象にしたアンケート調査を実施し、「貨物駅より健康文化タウンを」という結果を報告した。
 また、県のPI勉強会に積極的に参加するとともに、知事との面談にその都度応じ、「健康文化タウン」と共存できるギリギリの譲歩案として「何役設備のない待避線」を提示し、知事の誠意に応じてきた。
 にもかかわらず、今回の知事発言には信頼を裏切られ憤慨している。多額の税金と二年間を費やしたPIの成果は一体どこへ行ったのか。
 知事が取り合わなかった待避線案が、JR貨物の社長・会長との面談後、手の平を返したように「ありがたいことに待避線まで譲ると言われた」となり、「荷役作業の出来る設備のある新駅だが、実質上の待避線」などの言辞は、誰が聞いても詭弁に過ぎない。
 「有事の際に荷物取り扱い機能を発揮できる」貨物駅を必要とするならば、原西部地区に貨物駅を造るのではなく、鉄道高架事業を見直して現在の貨物駅を「最新式の貨物ターミナル」とするほかない。工期も経費も縮小できる。
 「貨物駅は原西部地区へ移転」という知事の変節を修正しない以上、知事の信用は失墜し、我々は原貨物駅に土地は売らないし、移転計画の元凶である鉄道高架事業の見直しを要求していく決意を新たにした。
(沼朝平成26年9月30日号)

 反対地権者らが抗議文
沼津・原地区貨物駅移転 知事宛てに提出
 JR沼津駅付近鉄道高架事業に伴う沼津市原地区への貨物駅移転に反対する「原貨物駅に土地を売らない地権者の会」と「郷土を愛する会」の代表者が29日、県庁を訪れ、川勝平太知事に宛てた連名の抗議文を提出した。
 知事は25日の県議会9月定例会で、原地区に貨物ターミナルを整備する方針を表明した。
 これに対し、両会は抗議文で「積み上げてきた信頼関係を一挙に損なう」と抗議し、発言の撤回を求めた。知事が地権者側の譲歩案を基に「平時は待避機能が主」と説明したことについては「ギリギリの譲歩案として『荷役設備のない待避線』を提示した」「『実質上の待避線』などの言辞は誰が聞いても詭弁(きべん)」などと主張している。
 地権者の会の加藤益久事務局長は「荷役機能を持つなら貨物駅であり、私たちは納得できない。知事には考え直してほしい」と話した。
(静新平成26年9月30日朝刊)



0 件のコメント:

コメントを投稿