西武沼津店本館は取り壊し決定 ・新館は「やまき」がリニアル
閉店後については、新館部分は、商業コンサルティング業の「やまき」(東京都港区)が複合商業施設としてリニューアルオープンする計画が上がっている。同社によると、地権者と協議を続けており、2月中旬にも最終合意できる見込みという。
新館は71年にオープンし、地上8階、地下1階。延べ床面積は1万2309平方メートル。同社は「内装や外装をリニューアルし、飲食店などが入った施設にする」としている。
一方、本館については31日、土地と建物を所有する伊豆箱根鉄道(三島市)が、閉店後は建物を取り壊すと発表した。更地にした上で有効な活用法を検討するという。
本館は57年6月、地上5階、地下1階でオープン。67年に8階まで増築し、延べ床面積は6030平方メートル。敷地面積は831平方メートル。老朽化が進んでおり、継続使用には数億円の投資が必要になると見られることなどから取り壊しを決定した。今年夏ごろから、作業を始めるという。(WEB毎日新聞記事2月1日より)
※この毎日新聞記事の「やまき」についてネットで下記のよう書かれていました。
私たち「やまき」は、商業コンサルタントとして関東はもとより全国の中心市街地の複合商業施設を手掛けてまいりました。
そして、立地に見合った(法定再開発・リボーン・リニューアル)テーマ・コンセプトを利用者の目線に立ち数多く提案し続けております。
実例としてはタレントショップ(モーニング娘。等)、仮設店舗(空港・駅他のカートショップ)、屋上フットサルガーデン、インドア型ハウジングテーマパーク等があります。
このような経験の蓄積が「やまき」ならではの発想を可能にしました。
それが、商業施設の再生(治療)に特化した総合病院というスタイルです。
近年、郊外型SCが商業の中心となり、中心市街地からの人離れが顕著に見られます。
たとえば、中心市街地に残された高齢者です。間違った商業開発の結果(処方箋)によって、彼らは郊外に行くこともできず日常の買物にも苦労する「買物難民」となっています。では正しい商業の処方箋とは何でしょう?
その答えを「やまき」は知っています。ですから現在、弊社に再生(治療)の問い合わせが殺到しているのです。
47都道府県で歴史と文化のある中心市街地がだめになると、街全体が病んでしまい人々が元気に生活できる状態でなくなります。
いったい、どうすればよいのでしょう…。
その答えは、集客・売上に伸び悩んでいる中心市街地の商業施設に、時代に見合った治療をおこなうことです。
2013年2月2日土曜日
2013年2月1日金曜日
西武沼津店55年歴史に幕
西武沼津店55年歴史に幕
3万人来店、別れ惜しむ
JR沼津駅南口の西武沼津店(沼津市大手町)が31日、閉店した。1997年の浜松店、2006年の静岡店に続く閉店で、県内から「SEIBU」の看板が消えた。商都・沼津のシンボルとして君臨した県東部唯一のデパートは55年の歴史に幕を下ろし、多くの市民が別れを惜しんだ。
午後7時半に営業を終えると、名残惜しむ買い物客を従業員が深々と頭を下げて見送った。店舗前で行った式典で、山本辰美店長は「長らくご愛顧いただいた当店は本日、営業終了します。多くのお客さまに深く感謝します」と述べた。山本店長には地元の沼津大手町商店街振興組合(松田和孝理事長)から花束が贈られた。
沼津店は旧西武百貨店が1957年、地方第1号店として開業した。「沼津で東京のお買いもの」が当時のキャッチフレーズだった。ピークの92年2月期は約206億円を売り上げた。しかし、郊外型商業施設の台頭などで2012年2月期は74億円まで縮小。10年2月期から3期続けて赤字を計上していた。
《静新平成25年2月1日(金)朝刊》
2013年1月31日木曜日
「西武沼津店本館を解体」
「西武沼津店本館を解体」
伊豆箱根鉄道 跡地利用方針
新商業施設が前提
31日に閉店する西武沼津店(沼津市大手町)の跡地利用に関連し、同店本館の土地と建物を所有する伊豆箱根鉄道(三島市)は30日までに、近い将来に新たな商業施設を整備することを前提に、本館の建物を解体する方針を固めた。
本館は1957年の西武沼津店の開業当初から稼働している。地上8階、地下1階建てで、延べ床面積約6700平万㍍。関係者によると、老朽化が進んだ本館を継続使用する場合は数億円の投資が必要になる。維持コストも含めた水準の賃料で現建物に新テナントを誘致するのは難しいと判断し、事業者や買い物客の今日的なニーズに沿った形の商業施設に建て替えることを決めた。
伊豆箱根鉄道は「社として(本館跡地利用の)方針は決めたが、内容を公表できる段階ではない」(広報課)としている。
本館と連絡通路でつながる新館については、土地と建物を所有する複数の個人、法人が、商業ビルとして存続させる考えで一致している。
《静新平成25年1月31日(木)朝刊》
2013年1月26日土曜日
2012年10月9日火曜日
沼津商工会議所 市川厚会頭
沼津商工会議所 市川厚会頭
気持ち一つに街を再生
JR沼津駅南口で半世紀以上にわたり「商都の顔」を担ってきた西武沼津店が来年1月末に閉店する。沼津市の中心市街地は予断を許さない状況に追い込まれた。まちの再生への考えを聞いた。
ー商都としての存在感が薄れている。
「過去に長崎屋、丸井などが撤退したが、効果的な対策を打てなかった。さまざま取り組みがあっても、一過性のものに終始した、と反省している。今はすべての関係者が同じ危機感を共有している。逆説的だが、気持ちを一つにして街の再生に当たる好機だ」
ー中心市街地活性化協議会に新設した「まちづくり部会」の役割は。
「コンパクトシティとしての中心市街地の在り方を考え、行動に移すことだ。メンバーは30~40代の若手を中心にした。また、商工会議所、地元商店街、市の3者の緊急対策会議も別途、立ち上げる。閉店後のシャッターを一刻も早く開けることを目指す」
ー駅を挟んだ北口で進む基盤整備を中心市街地活性化に生かす方策は。
「建設中の総合コンベンション施設のうち、展示場『キラメッセぬまづ』が来年6月末に、会議場とホテルも再来年夏に開業する。新たな動きを街のエネルギーにするには、沼津駅の高架化の早期着工が不可欠。また、集いやすく広がりある街にするため、たとえ供用期間が短くても、駅の南北を結ぶ自由通路が必要だ。自由通路の開設は今や市民の総意と言えるのではないか」
《静新平成24年10月9日(火)「キーパーソン」》
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